CONTOUR(コンツアー・シール)を快適に扱うコツ

最終更新: 4月17日

カスタムフェア有明で、6月なのに5月と伝票に書き続けていたRINAです。


半日以上気付かず・・・間違えて伝票を書いてしまった複数のお客様、大変失礼いたしました。まあ大したことではないのですが!


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オーストリアで40年以上クライミングスキンに特化したブランドのコンツアー。ヴェクターグライドが輸入販売を始めて2シーズンが経過しました。私も2シーズン使わせていただき、JUNRINA(試乗機含む)で使用する数十本のクライミングスキンは全てコンツアーになりました。


スキン(シール)には一長一短あります。今のところ何も手入れをしなくても良いブランドは存在しません。けれど、少しでも現場で楽に扱えて、メンテナンスが簡単で、場所を気にせず保管できるのが理想ですよね。そんな理想に近いスキンであることは胸を張って言えます。


理想のスキンにするには、ちょっとしたコツがあります。このコツさえ知ってれば、トラブルが起きても対処できますし、トラブルを未然に防ぐことができるので、ぜひバックカントリーを愛する皆さんに知っておいていただきたいと思い、今日は愛を込めてお伝えします。これを知っているか知っていないかで、コンツアーの評価は全く変わるでしょう。


Photo by Osanai 201711


★コンツアースキンと一緒に持参するもの

●スクレイパー(必ず)

●シリコンバンド(ほぼ使うことはありませんが、念のため)

●タオル(春。小さめの速乾性のもの。パックタオルなど)→厳冬期は付属のスタッフサック(内側にマイクロファイバー)でOK


★トラブルは未然に防ぐ

【出発前に】

●粘着が弱くなっている場合には、コンツアー専用クリーニングスプレーをケチらず細かく吹き付け、汚れを落とすように軽く擦りながら拭きとる。この時タオルやスポンジで拭き取ると、一緒にスプレーした液体を吸ってしまうので、経験上ウェットティッシュお勧めです。特に汚れた残雪期には毎回。2~3分で完了!(2020年4月17日更新)

●毛の面にはスキン用ワックスやスプレーをし、着雪や吸水を防ぎグライド性能が向上(特にウェットな時期)。

●スキー・スノーボードの滑走面ホットワックス後は、きちんとスクレイパーで余分なワックスを削る。→そのままだと粘着が落ちます


【フィールドで】

●スキンを貼る前に、スキーやボードのソールに付いた雪は全て落とす

●スキンを貼る前に、スキーやボードのソールに付いた水は完全に拭き取る。絶対に怠らない!

●スキンの接着面に雪が付かないように扱う(直接雪面に置かない)。

●スキンを貼ったら、特に端っこは念入りに圧着させる。スクレイパーで毛に沿ってなぞるとよい。

●春に水分を吸ってしまったスキンを剥がす場合には、まずスクレイパーで毛に沿って水分を絞り出す。


【帰ったら】

●乾かしましょう。素材が融けない程度なら、暖かい場所でも大丈夫。


【シーズンオフの保管】

●念のため、粘着面にツルツルのクッキングシートなどを挟んで、極端に湿気が多い場所を避けて常温で保管。

●網のチートシートやスキンセーバーは使用しない。


上記(クリーニングスプレー及び保管場所以外)はコンツアーでなくても一般的に共通します。

コンツアー専用クリーニングスプレーをお勧めする理由は、圧倒的な復活だからです。汚れが付着することで粘着が落ちるのですが、中性洗剤などで洗った時と専用スプレーを使用した時では、粘着復活の差は歴然です。何より吹き付けて拭き取るだけなので、手も汚れず場所も選ばない。横着な私にピッタリ!

厳冬期に週1日のペースで使う程度なら、厳冬期中はノーメンテで大丈夫なくらいです。


それでも雨・吹雪や極低温な日にはトラブルがないとは限りません。これはどんなスキンでも起きうることですが、コンツアーの対処法をご紹介します。


★フィールドでトラブル

●吹雪で接着面に雪が入り、剥がれてしまう

 根気よくソールと接着面の雪を落とす。ソールの雪はすぐに取れても、接着面に付着した雪も落とさなければ、また同じように剥がれてしまいます。スクレイパーを使って接着面に付着した雪も綺麗に落としてください。これは接着面がグルーでないからできる技です。そして再度ソールに貼ったら、スクレイパーでゴシゴシ圧着します。また歩き始めると自分の体重でさらに圧着してくれます。通常これで大丈夫です。

綺麗に取り除けたとしても、-20℃などという低温下では厳しい場合があるかもしれません。そんな時は、持っているシリコンバンドを片足で上中下(最低3本)にしっかり巻いて応急処置します。使用後はウェアのお腹の中で温めます。

●春雪の水分で、剥がれてしまう

 根気よくソールと接着面の水分を完全に拭き取る。雨の日や5月頃のコーンスノーでは水分量が多く、付属のスタッフサック内側についたマイクロファイバー生地や綿のタオルではすぐにビショビショになり、拭き取れません。ですので、春は速乾性のパックタオルなどが必須です。ソールは拭き取ったとしても、接着面のふき取りを忘れていませんか?こちらも重要です。1日の始まりはまだ濡れていませんが、2度目に登り返すときには接着面も濡れていることがあります。その接着面の水分もしっかり拭いてください。接着面がグルーのスキンには拭くという発想はないと思いますが、ハイブリッドテクノロジーは拭けます。ハイク中に剥がれてしまっても、きちんと拭き取れれば復活します。また念のため、5月は専用クリーニングワイプ(使い捨てウェットシートのようなもの)を持っていたら、とっても安心です。


私もこのコツを知らない1シーズン目の春にはちょっと焦ったこともありましたが、これを知ったら何の問題もなく快適です。私はシーズン11月から6月初めころまで使用頻度は100日を超えるかもしれませんが、とにかくグルーが融けるとかグルーの貼り替えとか保管場所(冷蔵庫)といった心配がなくなり、フィールドでチートシートが必要ない分(貼り合わせOK)素早く準備することができるようになりました。

でもやっぱり雨の日は嫌ですね・・・(笑)。




明日はカスタムフェア新潟最終日、そして来週末7月19~21日はいよいよラストの東京五反田会場です。コンツアーはヴェクターグライドスタッフが丁寧にご説明しますので、ぜひいらしてください!


みなさんのバックカントリーライフがより快適なものでありますように!


RINA


※2020年4月17日一部更新しました。現在3シーズン使いました。


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