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冬の足音

穂高岳山荘の早朝。


嵐が去った後の澄み切った空気の中、常念山脈の向こうから神々しい朝日が昇りました。


気温はぐっと下がり、放射冷却現象によってキリッとした冷たさが肌を刺します。

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ザイテングラードを下山していると、足元に繊細な霜柱を見つけました。


下界ではまだ夏の面影が残る暑さが続いていますが、山は着実に冬への準備を進めていることを知らせてくれているようでした。

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振り返って涸沢を見下ろすと、カール全体が金色に輝く草紅葉で彩られています。


この景色を目にすると、自然と心が満たされるのを感じます。

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バックカントリーへの期待


ガイドを終えて自宅に戻ると、一冊の雑誌が届いていました。

スキーヤー・スノーボーダーの雑誌「FALL LINE」。

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表紙には、息をのむほど美しいオーロラの光が写し出されています。


この雑誌を手にした瞬間、山で感じた冬の気配が、一気にバックカントリーシーズンへの期待へと変わりました。


今年もまた、白い世界を自由に滑り降りる日が待ち遠しい。

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