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18/19 Vector glideギアレビュー

自宅のマンションが2階なので、ホテルでもエレベーターで2階を押してしまうRINAです。


あ~わかる―!という方も多いのでは?例えば会社が45階なので、つい自分の家でも45階を押してしまうとか・・・。

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スノーシーズンもオフになったということで、2019シーズンに使用した大好きなVector glideの使用感をご報告したいと思います。

※あくまでも私RINAの個人的な感想で、個人差があることをご了解ください。


今シーズン厳冬期(1月~3月初中旬)に大活躍を見せてくれたのは、初おろしのGENIUS CARBON177モデル。

カーボンモデル1年目は見送り、今回2年目で手に入れました。世界で1番ジニアスを愛する私が乗らないんじゃ話にならないなと(笑)。

いつもアピールしていますが、地球上でジニアスの使用回数は、年間を通して私が1番多いと自負しています。

※上手い下手は別として。

その日の朝スキーをチョイスして山に持っていくわけですが、どんなコンディションでもジニアスを持って行って後悔したことはない。けれどもジニアスを持っていかなくて後悔したことは何度もある。それくらいのジニアスバカであることはご承知おきください(笑)。こんなに自分が愛せるスキーがあるということは、本当に幸せ過ぎます!私の体はたぶんジニアスと一体化しているんだな。


前置きが長くなりましたが、レビューです。

良かった点

●スタンダードより軽さを実感できて疲れない

●オフピステでのクイックな動きも抵抗がない

●特にパウダーの中では速くて安定感もある

●オフピステでの荷重(スキーを踏む動作)がやさしい

●深いラッセルも苦ではない、足がスッと上がってくる

●ピンクのソールが雪面に反射してオシャレ!


以上はスタンダードに比べての話になりますが、スタンダードでも上記の内容はほとんど当てはまります。ジニアスはセンター130mmという太さがあるにも関わらず、それらを実現した、誰にでも乗りやすいスキーです。1番のポイントは、スタンダードより軽くて速いというところにあります。


苦労した点

●超軽量化ブーツとの相性(オフピステでは問題なし)

●パンパンに踏み固まった春の午後のゲレンデやアイスバーン(厳冬期や降雪直後のゲレンでは問題なし)


上記はゲレンデでオンピステでの話になりますので、山では全く問題なしです。ジニアスはもともとパウダー専用機ですが、ザラメも楽しいです。ただし私のようにリフトアクセスでかぐらバックカントリーへ行って、帰りにゲレンデを滑って帰るようなルートだと、上記のような問題がありました。

これはスタンダードとは明らかに違う点です。スタンダードではゲレンデの硬い場所ではずらしで対応できましたが、カーボンはずらそうとするとトップが左右にぶれてしまう傾向がありました。これについては、私の軽量化のブーツとの相性も悪かったようです。極太のスキーに軽量化のブーツは、硬い場所では向かないようなので、来シーズンはもう少し普通のブーツで乗ってみたいです。また体重や脚力のある人や角付けの量が多い人は、荷重が上手く伝わってブレも少ないかと思われます。


総合的にみると、ゲレンデを滑らないフルハイクのバックカントリーには超お勧めです。ということは、1台目は別のスキー(スタンダード)を持っていて、2台目に山に特化したパウダー用スキーを求めている人にピッタリだと思いました。

ですので3月中旬頃から4月上旬は雪もウェットになるので、私のシグネイチャーカラーのピンクスタンダードが活躍しました。どんな雪質もガシガシいってくれますからね。


このレビューを書いている時間も、ニヤニヤが止まらない(笑)。本当にGENIUSが大好きなんだなー。誰かにGENIUS の話をする時も熱くなりすぎて長くなるので、とても気をつけているところです。

Vector glide秋庭さん、(産んでくれて)本当にありがとうございます!!!





そして、春。4月15日からはビッグマウンテン立山に入山しましたので、ジニアスの登場は2回だけ(たくさんのスキーは持っていけないので)、あとはシーズン終わり(5月末)まで活躍してくれたのは、これまたニューモデルのPOLARVE(スタンダード)175でした。ヴェクタグライドアスリートの河野健児さんが中心となって作ったスキーです。


3月に貸切で遊びに来てくださったゲストからいただいた和菓子の包装紙が、ヴェクターグライド15周年記念モデルのこのカラーとそっくりな色で話題になりました!(勝手に話題にしました)

15周年記念のイベントに参加してくださった人だけの限定色なので、滅多に見ないでしょう。うっとりするようなカラーです。


良かった点

●スプリングコンディションでセンター90mmぐらいが理想の雪質でも、センター107mmを全く感じさせないターンの質。

●スキーが上手くなる、気合が入る、集中する

●ゲレンデもガンガンいけて(むしろ調子が良い)、楽しい

●ザラメ雪ではまるでゲレンデを滑っているような快適な滑走感

●エッジングしやすい


上記は春のコンディションとゲレンデの使用感のみで、深いパウダーではGENIUS があるので使っていません。簡単に乗れないところが練習の価値ありで、スキーが上手くなっていくのが実感できます。ターンが決まった時の喜びも。


苦労した点

●上手く乗れるとどんどん加速していくので、自分の足の筋力を保つのに疲れる(闘争心が生まれる!)

●30~40cm程度のパウダーで、切り返すタイミングを取るのに迷いがあった(不慣れだった)

●パウダーで曲がり過ぎてしまうことがあった(緊張して力が入り過ぎていた、ザラメではなし)

●重量感


苦労した点については、私の力不足・経験不足によるところが多く、もっと乗れるように試行錯誤しています。だからこそ飽きのこないスキーのうちの1つだと思います。そういっても5月末まで、大変お世話になったスキーです。愛着はひとしおです!


総合的に見て、若い頃に競技スキーをしていましたとか、しっかりスキーを踏んで滑っていくタイプの男性、ゲレンデでキュンキュンするのも好きな人に大好評でした。実際、JUNRINAのゲストも私より上手に乗りこなしている人が圧倒的でしたし(羨ましかった)、JUNRINAの試乗機で初めてのBCへ行ったゲストも、違和感なく乗りやすいと楽しんでいかれた方が何人もいらっしゃいました。

反対に、まだそれほどスキーになれていない人や女性、特に取り回しのしやすいスキーを求めている人には、来シーズンのニューモデルであるポラーヴライトがお勧めです。

私も春にライトを乗らせていただきましたが、これがもう別のスキーのように乗りやすいのです!軽いので疲れないし、曲がりたいところで曲がる、つまり取り回しのしやすいスキーになり、カービングも楽になったと思います。

私もライトが欲しいところなのですが、実は来シーズンは細いスキーを2本オーダーしていまして・・・コルドヴァスーパーライトと、ニューモデルのMAXIグランツーリスモです!どちらも試乗したことがないので、とっても楽しみです。細いスキーに乗って、ゲレンデでたくさん練習したいと思います。



石井スポーツ開催のカスタムフェアで、Vector glideは只今ラウンド中です。今週末は松本会場。7月13-15日の新潟会場では最終日だけRINAもご案内させていただきます。

カスタムフェア最後の日程は、7月19日~21日の五反田会場です。もちろんJUNがお待ちしております。(アークテリクスは出展がありません、RINAは不在です)


Vector glideのブースは美術館の様で美しいですよ!ぜひ現物を見て、来シーズンの1台を決めて下さい。2台でも3台でも・・・!


さ~、文章が長くてそろそろ読むのに疲れてきたころです。私もちょっと疲れました。手がベトベトになってきました。私のPC、熱の発散がひどいのです(^-^;


それから、もうひとつ。JUNRINA家に以前からあったにもかかわらず乗ったことのなかったメイクBC172が楽しすぎて、12月と5月、ゲレンデで遊ばせてもらいました!アルペンブーツで滑れたことも、楽しさ倍増でしたね。

乗りやすくてやさしいスキーなので、誰でも受け入れてくれる1台です。


最後になりましたが、1シーズン過酷に使っても素晴らしい耐久性だったSWANYグローブの写真です。

1枚目のゴアテックスは暖かい日や春に、2枚目のウールインナーが入ったものは厳冬期に。来シーズンはカラーも増えて、こちらもカスタムフェアで手を通して選ぶことができます。


クライミングスキンのコンツアーにつきましては、また後日改めたいと思います。こちらも調子よく使いましたが、コツを知っているか知らないかでスムーズさが違います。コツさえつかめば、とても楽ちんなシールです。安心してオーダーして下さいね!


ではまた。


RINA



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